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「美」と「健康」塾
Lesson.4 「石けんで顔を洗っても肌が荒れる」という方へ
大変ですよね。
まわりの、じょうぶなお肌の持ち主の人は、強いクレンジングでメイクを落とそうが、
石けんでゴシゴシ洗おうがツルピカ肌。
自分はちょっと強く洗ったら、すぐ赤くなったり、カブレたり、ブツブツが出たり…
化粧品や食べ物に、ものすごく気をつかわないといけない。

大変です。悲しくもなります。
でも、クヨクヨしていても仕方ありません、お肌はキレイになりませんよね。
なぜ少しの刺激でもお肌が荒れるのか、その仕組みをこれから解説しますので、
ぜひ美肌のためにお役立てくださいね。

健康なお肌は、弱酸性です。
そして、日常的に使用されている石けんなどの洗顔料は、ほとんどがアルカリ性です。
弱酸性であるお肌は、酸性には強いのですがアルカリ性には弱いのです。
もともと、アルカリ性に長時間ふれると、肌荒れは起こりやすいものなのです。
顔を洗うジェルは弱酸性

でも、健康なお肌の人は、ちょっと石けんを使ったくらいでは肌荒れしませんよね。
それは、健康なお肌には復元力があるから。
お肌にアルカリ性の洗顔料がついても、復元力があればアルカリ性を中和してもとの弱酸性に戻せるんです。
これをアルカリ中和能といいます。
皮膚が本来もっているはずの回復力です。

つまり、健康なお肌なら、洗顔料で一時的にアルカリ性にかたむいても、すぐにもとの弱酸性に戻せるから、
洗顔料を使っても平気なんですね。
結果、カブレやブツブツといったトラブルで無縁でいられるのです。

でも、お肌の回復力が弱ければ…
お肌は、洗顔料を使った後、本来の弱酸性に戻せなくなってしまいます。
お肌にとっては不本意な、アルカリ性の状態が長続きしてしまうのです。
こうなると、角質層が溶け、肌荒れを起こしやすいのです。

また、ある程度の回復力があっても、ずっとアルカリ性に傾いたままだと肌荒れしやすくなります。
水仕事が多いと手が荒れてしまうのは、これが原因です。

化粧水などは弱酸性なので、洗顔料で洗った後にすぐに化粧水を塗ると、アルカリ性から弱酸性に戻すことができます。
ですので一般的には、弱酸性の皮膚をアルカリ性の洗顔料で洗って、その後に化粧水で弱酸性に戻すケアをします。
でも、極度にお肌が弱っていると、この「一時的にアルカリ性になる」ことにもお肌が反応してしまうのです。

じゃあ、どうしたらお肌の回復力を高めることができるのでしょうか?
まずは、「キレイで健康なお肌は、正しいスキンケアとライフスタイルから」という項を参考にしてみてください。

それから、「私でも肌荒れしない化粧品がほしい!」という方へ。
当店でおすすめしている「顔を洗うジェル」は、弱酸性である化粧水のジェルで顔を洗うという美容法です。
健康な肌質の方には石けんで洗ってからジェルで顔を洗うことをおすすめしていますが、お肌の弱い方には、
ジェルのみで顔を洗うことをおすすめしています。
顔を洗うジェルは弱酸性

化粧水でお顔を洗うと、「お肌が一時的にアルカリ性になる」といった手順をふみませんので、
その分お肌の負担が少なくて済みます。
洗顔料を使わなくて済みますので、(メイクをされている時は落とさなければいけませんが)
かなり刺激の少ない美容法であるといえます。

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